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なにかしらのめも

この差って何ですか?【お墓参り・仏壇の作法】

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温泉卵と半熟卵の差

温泉卵 白身:固まっていない
    黄身:固まっている
半熟卵 白身:固まっている
    意味:固まっていない

なぜ温泉卵と半熟卵の中身に差ができるのか?
 卵は白身と黄身とで固まる温度が異なる
 白身は、約60℃のお湯で加熱すると固まりだし、約80℃で完全に固まる
 黄身は、約65℃で固まり出し、約70℃で完全に固まる

温泉卵と半熟卵は白身と黄身の固まる温度差を利用して作り分けられている。

温泉卵は、70℃くらいの一定の温度で約30間加熱してつくる
白身は一部固まるが、完全に固まる80℃に達していないため、完全には固まらない
黄身は65〜70℃で固まる性質なので程よく固まっている。

半熟卵は、沸騰した100℃のお湯で作るので白身は完全に固まっている
内側の黄身に熱が伝わる前に5分で取り出すので黄身は固まっていない状態


5分!温泉卵の作り方
①常温の卵を用意
 冷えた卵だとお湯の温度が下がるため、常温の卵を使うのがポイント
②鍋に卵全体がかぶるくらいの水を入れ、強火で沸騰させる
③沸騰したら火を止める
④卵4つに対して大さじ山盛り1杯分の片栗粉
 片栗粉をお玉1杯分の水で溶き、お湯の中へ
 片栗粉を入れることでお湯にとろみがつき、保温効果がある
⑤そこへ卵を入れて、フタをして5分待つ



アメリカではTの書き順は、縦から書いて横に書くそうです!

おはぎとぼたもちの差

中身は同じもの。春はぼたもち、秋はおはぎという商品名に

春のお彼岸にお墓や仏壇にお供えするお菓子がぼたもち
秋のお彼岸にお供えするお菓子がおはぎ

お彼岸は春と秋に年2回
春のお彼岸は、3月の春分の日から前後3日間の計7日間
秋のお彼岸は、9月の秋分の日から前後3日間の計7日間

なぜ春と秋で名前を変えたのか?
ぼたもちとおはぎの起源は江戸時代まで遡る
仏教では小豆の赤色は邪気を払う魔除けの色として縁起の良いものと考えている
餅米を蒸して丸めて小豆のあんこで包んだものをありがたいお菓子として、お彼岸のお供え物

あんこの餅に名前を付ける時に、
春のお彼岸の時期には牡丹が咲いているため、牡丹の花に見立てて 牡丹餅=ぼたもち と呼ばれるようになった。
牡丹の花の丸い形と似ているためぼたもちに
秋のお彼岸の時期には萩の花に見立てて、「おはぎ」と呼ばれるようになった
萩は小さな花が咲き、花びらが小豆の粒のようにみえたため、小豆で作った餅=おはぎ と呼ぶようになった。


お墓参りやお仏壇で手を合わせる時の作法やしきたり

お供えに向く花・向かない花

基本的に供えていけない花はない
バラ・カーネーションスイセン・ツバキ・チューチップ
この中であえて言うなら、
向いている花は、カーネーション・チューリップ
向いていない花は、バラ・スイセン・ツバキ
バラ   要因はトゲ。ご先祖様 仏様を傷つけてはいけないという思いから避けられる
     どうしてもバラをあげたいという場合は、トゲを取る
スイセン 毒のある植物はあげてはいけない
ツバキ  花の部分がポロッと落ちて枯れる。首が落ちたというイメージ

お墓参りでやって良いこと・良くないこと

① 立ったまま拝む
背を比べた時にお墓の方が大きい場合は良い
お参りした時に見下ろすことなく、頭を下げられる

背の高いお墓の場合は座ってする必要はない
高さの低い暮石は立ったままだと見下ろしてしまうことになるので、座って拝むのが正しい拝み方

② 目を開けて拝む
良い
お念仏・お題目をとなえる
目は開けておく。閉じる必要はない

③ お願いごとをする
良くない
亡くなられた方がおの世で仏様になるために修行をしている
その応援をするのがお墓参り
日頃の感謝や近況の報告は良い

お仏壇に関する作法やしきたり

仏様と亡き家族に手を合わせるところが仏壇。
お寺のミニチュアと言われるほど神聖な場所

お仏壇の中に入れて良いもの良くないもの
① 故人の写真
良くない
仏壇というのは自分の菩提寺の本堂のミニチュア
お寺の中をイメージした時に仏様がある。そこに写真は飾っていない
自分のお寺の本堂のイメージと仏壇のイメージを合わせる

お写真の代わりになる、「お位はい」が仏壇には入っている
お位はいには亡くなった方の霊が宿る

日本人は頭より上にあるモノに敬意を表すので、故人の写真を飾るのは鴨居の上など
低い所よりも高い所に飾ってあげるのが良い

② 生きている人の写真
良くない
飾る場合は、仏壇の中ではなくて仏壇から見える所に飾る

③ 宝くじ
良くない
お寺にふさわしくないものはお仏壇には入れない方が良い

④ 宗派の違う位はい
良い
宗派が違う≠違う宗教
ただし位はいを作らない宗派もある
ダメではないが迷った時はお寺の住職さんに相談するのがベスト

お仏壇に手を合わせる時の作法やしきたり

① ライターで(線香)火をつける
ギリギリ良い
本当はろうそくからが良い

②(線香の火を)口で吹いて消す
良くない
口というのが災いを生むもの
悪口・嘘・二枚舌・褒めすぎ これは仏教では4つの悪
その口から出てくる空気でお供え物に汚れを与えてしまう
手であおいで火を消す

③ ”おりん”を鳴らして拝む
良くない
そもそもおりんとは、お経をとなえる時に使う楽器
決して呼び鈴ではない
鳴らして拝んで済ませるのではなく、きちんとお経をとなえて下さい
その時におりんを使う


仏事の作法やしきたりは地域や宗派によって異なります


日本は助手席、アメリカは乗客席

なぜ日本では助手席と呼ぶのか

タクシーから助手席という呼び方が誕生した
日本で車が走るようになったのは主に大正になってすぐの頃
当時はまだ自家用車は少なく車といえばタクシーだった
タクシーとしてよく使われていたT型フォード
この時代の車の動かし方が現在の車とは全然違っていた

出発するとき、運転手は運転席に座り、
ハンドルの後ろにある左右のレバーを操作し、エンジンを点火させる準備
続いて右側にあるレバーを引いて、ガソリンに混ぜる空気の量を調節
そして、別の人が車の前方にある手動ハンドルを180度 何度も回す
運転手以外に手伝いする人がいた
この人のことを助手と呼んでいた
助手の仕事は他にも
この時代、着物を着ているお客には車高が高いタクシーは乗りづらい
補助台を置いて着物のお客さんが乗りやすいように手助けをしていた

当時はウィンカーなしサイドミラーもなし
周りの安全確認も助手の仕事の1つ

助手はいつも運転席の隣に座っていたのでその席を助手席と呼ぶようになった


アメリカは助手席と呼ばなかった理由
1人でもエンジンをかけることができ、アメリカでは乗り降りのサービスはなかった
アメリカでは助手はいなかった


この差って何ですか?  2018年2月20日