めも blog

なにかしらのめも

【マツコの知らない】電柱の世界

スポンサーリンク

案内人は、3歳から電柱にハマった電柱大好き少年 須賀克行さん。

世界有数の電柱大国・日本 電柱のある街並みは日本人の原風景だ!

日本には3,500万本以上の電柱がある

日本に電柱が多い理由
 高度経済成長期に電力需要が急増!
 電線を地中に通すより電柱の方が安価なため

須「日本に多いからこそ電柱にノスタルジーを感じる」
マ「何かあった時にそばに電柱があったから」

故郷の田園風景、路地裏の散歩道、ふと空を見上げると…電柱
まさに電柱は日本人の心の原風景

電柱のある街並み
団地   宮向団地(神奈川県横浜市
商店街
住宅街  東京都文京区
田んぼ  九州電力
工業地帯 江川海岸(千葉県木更津市
富士山  山梨県富士吉田市

電柱というのは電力会社ごとに違う
・使われている絶縁体のガイシ
・変圧器などの引き下げ手法
 などが違うそう

ガイシ(碍子)
電線を流れる電流が支柱・地面に伝わらないように取り付けられる絶縁具

この番組のスポンサーは、日本ガイシ
須賀さんは、ガイシを集めており、日本ガイシからガイシを買っているそうです。
ガイシはYahoo!オークションでも売られている。
中には植木鉢として出品されているものも。

須賀さんは、地方ごとの電柱の見分けが出来る
中部電力の電柱は、Dアームで高圧線を支持する所に傾斜があるのが特徴

プロフィール

誕生日は、11月10日
11月10日は、無電柱化の日
11月11日は、電柱の日

3歳 近所の電柱が生き物に見えて興味を持つ

須賀流・写真撮影の手順

ストリートビューで電柱を探す
 Googleマップで電柱の場所をマーク
  撮影済み  今後行きたい  送電線など
②休日の早朝 撮影に行く
 「おかしいんじゃねぇか」と言われたことがきっかけで、人通りが多い所の撮影が苦手に
 スタイルは、目立ちにくいマスクと帽子を着用
 人通りがないか確認してから撮影開始
 撮影をする時は素早く。撮影したらすぐにその場を立ち去る

 マ「言われてもめげない強靭なメンタルを持つしかないんだと思う」
 マ「自分がやってる趣味をそんなにコソコソやるのもなんかどっかで腹立たしいというか」
 マ「別に悪いことやってないのになんでだって思わない?」
 須「思います」
 マ「思うだろ。だったら」
 マ「言いたいヤツには言わせときゃいいんだよ」
 マ「堂々とやってみたら?」
 マ「言われたら『電柱好きなんですよ』って」

③電柱の模型作り
 用意するのは、ハサミやコピー紙、アルミホイル、セロハンテープ
 Fアーム電柱 制作時間は3時間
 街で撮影した電柱を再現

 作った模型はコレクション部屋に追加
 5部屋中2部屋を占領して保管
 全部で500本

 家族は、新聞に載ったことで認めるように

 将来は、電柱博物館を設立したいそうです。

東京都心では防災や景観の観点から無電柱化が進行中
杉並区・中野区の住宅街のあたりには、古いのが残っているそうです。

大正・昭和の産業遺産 街に残る!お宝レトロ電柱

電柱にも個性がある! 1本として同じモノはない!

どういう方角に電線を延ばすか、どこから引き込んでいるか、柱からどっちに支柱が伸びているかなど
その場で合うように作っている

街の電柱をよく見てみると…
Fアーム、Dアーム、鳥居型 など1つ1つ個性がある

街に残る!お宝レトロ電柱

最古のコンクリート電柱(函館市
1923年製(大正12年
日本最古の電柱
火災が多かったため木製ではなくコンクリート
今の電柱とは形状も違い、四角柱になっている
円柱は、工場で作り運搬し現場で建てる
四角柱は、現場で直接セメントを流し込みながら組み立てる

昭和初期の木製電柱(足尾銅山
腕木(電線を支える棒)も当時は木を使っていた
今は腕金になっている

3連の電柱(足尾銅山
当時、まだ電気が普及していない時に国策で足尾銅山に電気を集中させてた

木製のH柱(富岡製糸場
国策でやっていたような工場に電力が集中していた



電柱は、コンクリートを型に入れて、遠心力で固めて作られるコンクリート柱や電線などのパーツから構成される

須賀さんが最も愛する電柱パーツ

個性を生み出す電柱の「顔」 碍子がいし

ガイシの魅力
 年代や地域によって形が全く違う

電線と支持物を絶縁する器具、碍子
1870年(明治3年) 香蘭社が初の国内ガイシ製造
磁器製のものが多く、日本の近代化を影で支えてきた存在

6号中実ガイシ
 日本ガイシ
 東京・神奈川・埼玉などで使用

 3,000円くらいで日本ガイシから購入したそうです。

日本ガイシ
 1909年(明治42年)国内最初のガイシの特許を取得
 1919年 日本陶器(現ノリタケカンパニーリミテド)から独立

日本ガイシの社内には、碍子博物館(愛知県小牧市)がある
※一般非公開です
館内には国内外のメーカーが作った300点以上のガイシを展示

碍子博物館にあるレアなガイシ

二重通信用ピン碍子(1875年頃)

3.5kV用ピン碍子(1920年頃)
兜型ピン碍子(1925年頃)
 1925年(大正14年日本ガイシ



2019年2月19日 マツコの知らない世界