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なにかしらのめも

ビスケット・クッキーの差

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アメリカでは焼き菓子は「クッキー」と呼び、ビスケットとは言わないそうです。
イギリスなどのヨーロッパではクッキーとは言わず「ビスケット」と言う。

クッキーはビスケットの中の1つ
ビスケットの中で一定の条件を満たしているモノをクッキーと呼んでも良いというルールがある。

ビスケット→焼き菓子の総称
ある条件を満たしたモノ→クッキー

ビスケットもクッキーも原材料は同じ

クッキーの条件は2つ
①糖分と脂肪分の合計が40%以上
②見た目が「手作り風」

ビスケット→均一な形状
クッキー →手作りのように不揃い

日本に入ってきた経緯

ビスケットが先。
安土桃山時代ポルトガルから カステラや金平糖などと共に日本に伝えられた。

その後幕末になり、長崎で医学を学んでいた柴田方庵という医者が故郷の水戸藩にビスケットの製法を伝えたことが全国に広まったきっかけだと言われている。

当時のレシピをもとに再現したものは、とても硬い
当時のビスケットは保存食として作られていたので、砂糖や牛乳などは入っておらず、
原材料は小麦粉・塩・水だけ


大正時代 森永製菓がビスケットの製造販売を開始
この時代も砂糖の量は少なかったためビスケットは甘くなかった

クッキー

1914年 大正時代 

敬虔なクリスチャンである泉園子さんが夫と協会を訪れたところ、
アメリカ人宣教師の夫妻がお菓子を配っていた。
宣教師夫妻が配っていたアメリカの焼き菓子は、砂糖や牛乳を使った甘い味で、クッキーという名前だった。

クッキーの味に感動した園子さん。
昭和2年 自宅の前に「泉屋」の看板を掲げ、日本で初めてクッキーを販売開始


あまりにも人気だったため…
それまで売っていたビスケットをクッキーとして売る業者が続出。
甘いクッキーを買ったはずが、中身は甘くないビスケットだったため消費者は混乱。

昭和46年 当時のビスケット協会会長 森永太平が問題解決に立ち上がった

甘いイメージのクッキーの味を統一するために

クッキーの定義
①糖分と脂肪分の最低ラインを決定
 当時クッキーはふぞろいな形が多かったため…
②見た目が”手作り風”であること
が定義づけられた


現在、見た目が手作り風かどうかは各メーカーにお任せしているそうです。



この差って何ですか?  2018年6月26日