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なにかしらのめも

仏壇と神棚の差

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仏壇→低い場所
神棚→高い場所 に置いている

なぜ仏壇は下の方にあるのか

仏様を祀っている仏壇は、基本的には座って拝む
なので低い位置に置いてある

そもそも仏壇というのはお寺のミニチュア版
お寺のお坊さんは必ず座って拝む

なぜ座る必要があるのかというと、仏教で最も丁寧な礼拝らいはい方法の1つ、五体投地ごたいとうち
頭、両ひじ、両ひざを地面につける

仏教では、座って拝むことが礼儀とされている

神棚はなぜ高い場所にあるのか

神様は人間よりも位が高い存在
人間の頭よりも神様を上にお祀りするのが礼儀

立って拝むとき人間の頭よりも上となると、自ずと神棚は天井近くの高い位置になる。


仏壇と神棚には他にも、置く場所、お祀りの仕方、お供え物などの差がある。

置く場所

仏壇
西側に設置して正面を東側に

仏教の世界では太陽が沈む西側にあの世である極楽浄土があると考えられている。
※一般に禅宗は北側に置き、真言宗では本山の方向に向けて置くのが良いとされるなど
 宗派によって考え方が異なります。菩掲寺に確認するのが良いでしょう

仏様は極楽浄土にいらっしゃるので極楽浄土がある西側に仏壇を設置するのが良いとされている。


神棚
北側に設置し、正面を南に向ける。
もう1つ、西側に設置して、正面を東側に向ける置き方もある。
神棚は、北側と西側。2通りの置き方がある。

北側に設置する理由
北側に設置し正面を南向きに置くと、日中差し込む太陽の光が1番受けられる。

西側に設置する理由
東から昇る太陽の光を西側は一番最初に受けることができるので良いとされている。


上の階がある建物で下の階に神棚を設置する場合、神棚を上を人間が歩くことにあるので、神様に失礼にならないように神棚の上の天井に「雲」という漢字を書いて貼らなければならない。

この雲と書かれた紙を貼ることで、
ここは雲がある空→神様の上には何もないということを表している。

雲という字を神棚の上の天井に貼ることで、天井が雲となり、神棚の上にはもう何もありません、と見なされる。
雲が一般的ですが、空や天でも構いません。

お祀りの仕方

仏壇には仏様をお祀り
浄土宗「阿弥陀如来
曹洞宗釈迦牟尼仏
真言宗大日如来」などをお祀りしている。


仏壇の中にお位牌を置くのは間違い
真ん中は仏様をお祀りする場所
お位牌は1段下の場所に置く


神棚は神様をお祀り
必ず神棚にお祀りするのは、1番位の高い神様である、天照大御神
神棚は、伊勢神宮にお参りに行った参拝者が、そこで頂いた天照大御神のお札を祀るために作られたもの。


一般的に多く見られる宮型は三社造りといわれるもの。
その真ん中の部分に、天照大御神のお札をお祀りする。
真ん中以外に、左右に2箇所神様をお祀りする場所がある。
向かって右側には、地域の守り神である、氏神様のお札を納める。
向かって左側には、自分のお願い事をしたい神社のお札を納める。
左側はお札を何枚納めても良い

お祀りしたお札は、毎年初詣の時にお納めすると良い

何をお供えするのか

仏壇のお供え物は、ご飯、水、線香、ロウソク、花が基本。
炊いたご飯、水 仏様が召し上がるもの
お線香     仏様は香りも召し上がる
ロウソク、お花 仏壇の空間を厳かにするため


神棚のお供え物は、生の米、塩、水、お酒が基本。
生の米、塩、水 人間が生きる上で最低限必要なもの
自然の恵みを感謝を込めて、神様にお返しするという意味

仏壇とは異なり、お米は炊かずに生のお米をお供えする。
神棚にお供えするものは、人間の手が加わっていない自然のままのものが良いとされている。

昔から、豊作・豊漁を願いお酒を捧げてきた
お酒は神様を喜ばせる神聖な飲み物と考えられている。

神棚のお供え物は、毎日新しくするのが良いとされている。
※月の始めと中頃に新しくする場合もあります
※水は毎日新しくすることをおすすめします
※地域や神社によって異なります



この差って何ですか?  2018年8月14日