なす・なすびの呼び名の差
なすは、奈良時代に中国から日本に入ってきた。
当時はとても貴重で天皇や貴族など身分の高い人しか食べられない。
平城京の土地から出土した木簡には、
先に使われ始めた呼び名はなすびだった。
なすびという名前の由来は、
なすびという名前の由来は、なすびの味と深く関係している。
なすびのびは実を表している。
な○○ す○○ 実
昔のなすびは今のなすびとは違ってやや小ぶりだった。
京都を中心に作られているもぎなすが、昔のなすびに近いそう。
昔のなすびの味は、酸っぱい食べ物だった。
中が酸っぱい実→なかすみ→なすみ→なすび と呼びやすい呼び名に変化し、奈須比という字が当てられた。
そして、京があった関西地方を中心になすびという呼び名が広まって行った。
なすという名前の由来
江戸時代、徳川家康がきっかけでなすという呼び名が生まれた。
一富士 二鷹 三なすびは、江戸時代にできたことわざ。
徳川家康が好きだったモノ、富士山、鷹狩り、なすびを表している。
※諸説あります
なすびは関西地方を中心に作られていたため、江戸ではなかなか手に入らなかった。
家康の命によって、江戸でもなすびは作られるように。
当時はなすびの生産量が少なく値段が高かったため、なかなか売れなかった。
そこで、なすびを縁起の良い野菜として売り出すことに。
名前もなすびではなくてなすにすることに。
成す=事を成し遂げる、成功する など、縁起のいい言葉として使われていた
成すとなすびのなす は同じ発音→なすびのなすをとって「なす」と呼ぶようにした。
※諸説あります
食べると商売が繁盛する縁起の良い野菜として人々が買うようになり、なすという呼び名が広まっていった。
この差って何ですか? 2018年7月10日