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なにかしらのめも

お茶の違い

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値段が安い緑茶、値段が高い玉露 の差

緑茶500円、玉露3000円

緑茶も玉露も同じ木から作られている。

学名・カメリアシネンシス 緑茶や玉露の原料になる木

玉露はつみ取る20日前から畑全体を黒い膜で覆う
玉露は、茶葉に直射日光が当たらないようにすだれやムシロで日除けして栽培したモノ

お茶の葉っぱにはテアニンという旨味成分が豊富に含まれており、このテアニンが多いとお茶が甘くなる。
テアニンは、日光に当たるほど渋味成分であるカテキンへと変化。
そのため、直射日光を当てている緑茶はカテキンが多くなり、渋い味がする。
日光を遮ってつくる玉露はテアニンが多くなるので、緑茶より甘い味がする。


玉露は日光をさえぎる手間がかかる分値段が高い

緑茶・ウーロン茶・紅茶・ほうじ茶・玄米茶・ジャスミン茶・プーアル茶

原料は、全てお茶の木
カメリアシネンシスの葉っぱを使って製造している

主に発酵時間と加工によって味に違いが生まれる

発酵時間

発酵時間によって味に違いが生まれるのは、緑茶・ウーロン茶・紅茶
茶葉をつむと発酵が始まる

緑茶    発酵させない→緑色に   茶葉をつみ取った後にすぐに蒸す
ウーロン茶 約12時間  →少し黒ぽく
紅茶    約13〜18時間→赤い色に

発酵する時間を長くすると、お茶本来の渋みがだんだん変化し甘くなっていく
発酵時間によって味が変わる
中の成分が少し変わっている

加工の仕方

加工の仕方によって味に違いが生まれるのは、ほうじ茶・玄米茶・ジャスミン茶・プーアル茶
ほうじ茶・玄米茶・ジャスミン茶・プーアル茶の原料は緑茶。
緑茶からどのように加工するかによって味が異なってくる。

ほうじ茶

ほうじ機という機械の中に入れて、約200℃で炒る
段々色が着き香ばしい味わいに

玄米茶

緑茶+炒った玄米
緑茶と炒った玄米を同量ほど混ぜる

ジャスミン

ジャスミン茶の香り付け
丸まった緑茶の上にジャスミンの花を敷き詰める
緑茶→ジャスミンの花→緑茶→ジャスミンの花と重ねていく
数時間置いておくとジャスミンの花の香りが緑茶に移る
ジャスミンの花は取り除く

みかんの花だと、とても良い香りのお茶ができるそうです。
桜でもできるそう。

プーアル茶

緑茶をこうじ菌などで1〜2か月発酵
その後、さらに風味を強くするために1〜3年間寝かせて熟成させる


お茶の種類による健康効果の差

脳梗塞の予防

脂っこい食事や運動不足などによって血液中に悪玉コレステロールが増え、血管の壁にたまることによって血液の流れが悪くなり、血管がつまる病気

お茶には、悪玉コレステロールを抑制するエピガロカテキンガレートという成分が含まれている。

エピガロカテキンガレートの含有量
 ウーロン茶 約3.7%
 ほうじ茶  約3.0%
 緑茶    約7.0%
 紅茶    約2.7%

エピガロカテキンガレートの差は発酵させるかさせないかの差
緑茶 発酵(無)→エピガロカテキンガレート(多)
紅茶 発酵(有)→エピガロカテキンガレート(少)
         酵素が働いてエピガロカテキンガレート少なくなってしまう


緑茶にたくさん入っている カテキンの主な健康効果
抗酸化作用、がん予防、アレルギー予防、認知症予防、高血圧予防
虫歯予防、肥満予防、血糖の上昇を抑制、消臭効果、整腸作用

国立がん研究センターの調査
毎日5杯以上の緑茶 【女性】胃がんになる確率   約21%低下
          【男性】前立腺がんになる確率 約11%低下

がん細胞の表面の幕にカテキンがくっついて「死んで下さい」というシグナルを送る。
そうすると、分解し死んでいく。
カテキンは体中に回ってその局所にいってがんを死滅させる働きをする。

カテキンが入っている場所があり、そこに溜め込む最大量が決まっている
100g中30gくらいがMAX

がん予防により効果的な飲むタイミング

食事の時にいつ飲むかがとても重要
Q. 食前 or 食後

がんができる原因の1つが、活性酸素
過剰にできることで細胞のがん化を促進
特に活性酸素が過剰にできた時、カテキン活性酸素を撃退
食事をすると消化・吸収によってエネルギーを使うことで、大量の活性酸素がでてくる。

食後に飲むと…活性酸素をまとめて撃退

湯のみで1日5杯以上 飲むのが良い
カテキンは2〜3時間で消滅

カテキンをより効果的に得られる飲み方
(食後に飲むときは)一度に飲み干す
温かいものは冷ましてから
1度に飲み干す→カテキン血中濃度がアップ

茶がらを食べてもカテキンをとることができる

カテキンは(急須で入れると)、お茶に40%出る、茶がらに60%残る
茶がらは、ビタミンA・ビタミンEが豊富


茶がらにお醤油を垂らして、おひたしみたいにして食べるのがオススメだそう。
・茶がら   急須1杯分
しょう油  大さじ1
かつおダシ 大さじ1
かつお節  ひとつまみ

取り出した茶がら(急須1杯分)に、しょう油かつおダシを大さじ1杯かけて、ひとつまみかつお節を乗せるだけ

ごはんにのせて食べても。
1日6g程度食べるとビタミンAとEがかなりとれる

夏かぜ予防

Q. 緑茶 or 紅茶
テアフラビン→かぜのウイルスを撃退

紅茶には、テアフラビンという成分が入っている
紅茶の赤色がテアフラビン
抗菌力や抗ウイルス力をもっている。

緑茶は緑色なのでテアフラビンは入っていない。
カテキンも良いが、それよりも強いのがテアフラビン。

緑茶は発酵させない、紅茶は発酵させる。
発酵の間に、カテキン→テアフラビンに変化

テアフラビンはインフルエンザウイルスにも効果があると言われている。
(株)バイオメディカル研究所の調査では、
約100万個のインフルエンザウイルスが入っているシャーレに紅茶のエキスを入れると99.9%死滅するそう。

紅茶に塩を少し入れ、塩入り紅茶でうがいすると良い。

寝つきが良くなる

Q. お湯でいれた緑茶 or 水でいれた緑茶

水でいれると、体をリラックスさせるテアニンがでてくる。

緑茶には、カフェインが多く含まれており、眠気を覚ますもの。
テアニンによってカフェインの効果を打ち消す。

緑茶に含まれるカフェインは80℃以上のお湯でいれないとほとんど抽出されない
水でいれた緑茶にはほとんどカフェインが入っていない。

水でいれたお茶は、眠気覚まし効果 少、リラックス効果 大
→寝る前に寝つきを良くする。

緑茶以外にはテアニンが含まれていない
テア=TEA
カメリアシネンシスだけに入っている



この差って何ですか?  2018年7月3日