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なにかしらのめも

お色直しの由来

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なぜ新婦だけがお色直しをするのか?

お色直し 本来の意味

お色直しとは、衣装の「色を直す」ことを言う。

1着目は、
 洋装→ウェディングドレス 白
 和装→白無垢       白
2着目は、赤・ピンク・青など色のついた衣装に着替える

「白の衣装」と「色つきの衣装」それぞれに意味がある

白い衣装を着るようになったのは、室町時代。武士たちの戦乱の世の中。
それまでは、花嫁衣装に決まりは無く、「色つきの衣装」であったり様々な衣装を着ていた。
しかし、戦国時代に起きたある問題がきっかけで1着目に白い衣装を着るようになった。

戦国時代、武将たちは自分の娘を敵国に嫁がせることで国同士の結びつきを強める「政略結婚」を行なっていた。
しかし、娘が嫁ぎ先の城の見取り図や兵力など、情報を盗み出し親元に流すというスパイ行為が横行していたと言われていた。

嫁いできた娘が大事な秘密を盗み出すという不安を、信用してもらうため、亡くなった人に着せる「死装束」である白い着物で現れた。
全身「白い衣装」を着ることで「これまでの私は死にました」「実家との縁は切れました」「スパイ行為は致しません」という意思を表した。

「白い着物」を着ることで、真っ白な私をあなたの家の色に染めて下さい、という意思を表した。
その後、「白い衣装」から「色つきの衣装」に変えることで「あなたの家の色に染まりました」という気持ちを表現した。



白い着物   今までの自分は死に実家との縁は切った
色つきの着物 嫁ぎ先の家の色に染まった
 ことを表している



この差って何ですか?  2018年6月5日