めも blog

なにかしらのめも

ペルシャ絨毯の世界

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案内人は、日本のペルシャ絨毯の半分を流通させる 大熊直子さん。
ご実家は、絨毯専門店「絨毯ギャラリー」。
絨毯ミュージアム(神戸)が絨毯ギャラリーに併設されています。

ペルシャ絨毯=金持ちの道楽 じゃない!

1 値段が高い → 100年使える一生もの
イラン・ビジャー産
 1つの結び目が1mm以下の細かさ
 151×107cm 315万円(税別)
イラン・イスファハン
 床に敷いた際にシルクの部分が光って美しく見える
 使っていくうちにシルクが沈んでウールが浮いて下に置いたらものすごい立体的でスゴく綺麗
 ハギギ工房 150×110cm 340万円(税別)

ペルシャ絨毯の魅力
①全て手織りなので修理しながら100年以上使える

2 手入れ面倒&暑そう → お手入れ簡単&涼しい
魅力②天然ウール(羊毛)は夏涼しく 冬暖かい

目が詰まっているので中までホコリが入りにくい
魅力③掃除機で簡単にホコリが取れる

3 おばあちゃん家っぽい柄 → デザインは劇的に変化


大熊さん厳選!5大産地オススメ絨毯

品質・デザイン・価格を左右するのが産地

初心者向け絨毯の産地 ナイン

安めでデザインも日本の家に合いやすい
★マンションのリビングにも馴染む

ウール製ペルシャ絨毯
 液体をこぼしても汚れにくい
  ウールには適度な油分が含まれているため撥水する

ナイン産 190×131cm 26万円(税別)

上級者なら一枚は欲しい高級絨毯 クム

上級者向けの芸術性が高い絨毯
シルク100%の物が多い

ラジャビアン工房(クム) 157cm×101cm 330万円(税別)
カスピ海沿岸で作られた高級シルクを使用
しっとりした感じ

クム産 151×101cm 60万円(税別)

今、世界が注目するペルシャ絨毯界の風雲児 ゾランヴァリ ギャッベ

イランの遊牧民が作った絨毯
ゾランヴァリが人命、ギャッベというのは毛足の長い絨毯という意味

100%天然ウール(羊毛)
全ての糸を手で紡ぐ
染料は全て草木
1枚1枚意味が込められたデザイン
 柄にも意味がある
 糸杉は見える部分と同じぐらい根がはってると言われており、中々倒れない

イランのペルシャ絨毯の聖地 首都 テヘランにある市場、グランド・バザール。
規模は中東最大。イラン全土からペルシャ絨毯が集まる

買い付け

ゾランヴァリ社の倉庫に行き買い付けるそうです。
ゾランヴァリ社が認めたバイヤーのみ買い付け可能。

ギャッベを作る工程

シラーズから車で約2時間の山岳地帯
ギャッベを織るのは女性の遊牧民
全て手織りで1枚にかかる月日は約4ヶ月 サイズにより異なる
デザインは頭の中で技術は世界無形文化遺産
毛織が済んだギャッベは刈り込み、洗浄などの工程を経て完成。

遊牧風景のギャッベ 45万円(税別)
イトスギのギャッベ 300×203cm 170万円(税別)
レインボーのギャッベ 40万円(税別)

超超高価!幻のペルシャ絨毯

イランのケルマン

第一次世界大戦の絨毯
 当時の元首の顔が織り込まれている
 第一次世界大戦当時イギリスの王室に納める為に織られたという
 251×156cm 3000万円


2018年3月13日 マツコの知らない世界